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レディスモデルから限定モデルまで、そのほとんどにコーアクシャル脱進機を搭載した今年のオメガの新作ウォッチ。大幅な摩擦軽減により長期的な高い安定と精度を手にし、クロノメーター認定を受けた優れたムーブメントが、オメガのあたらしい時代を築く。
素材から耐磁性能を追求した超耐磁モデルも注目
1999年、スイスを代表する名門時計ブランド・オメガの決断は時計業界を驚かせた。20世紀を代表する時計師であり、コンプリケーションウォッチの研究家として名高い故ジョージ・ダニエルズ博士が発明した、エネルギー効率と耐久性に優れたコーアクシャル脱進機を、今後オメガは一般的なスイス・レバー式脱進機に代えて、自社の機械式ムーブメントに全面的に採用することを宣言。この新型脱進機を採用する第1号製品を発表したのだ。
当時このメカニズムの価値を否定する人はいなかった。だが、量産化し将来的にすべての機械式ムーブメントに搭載するのは、まだ早すぎるという意見が大勢を占めていたようにおもう。
かくいう筆者もそのひとり。誕生から250周年が経った従来のレバー脱進機の完成度は非常に高いが、コーアクシャル脱進機はレバー脱進機よりも構造が複雑で、パーツ点数も増加するためコストアップは必至。「英断だが時期尚早では」との感想を抱いたことを覚えている
シーマスター アクアテラ“15000ガウス” コンステレーション セドナ
そして今年、オメガはさらに画期的な進化を機械式時計の世界にもたらした。素材自体が磁化しにくい特殊な金属を協力企業と開発し、その素材でムーブメントを作ることで、ムーブメントを軟鉄ケース等でカバーすることなく1.5テスラ(1万5000ガウス)という驚異的な耐磁性能を実現したモデルを発表したのだ。
パソコンや家電をはじめ磁気を帯びた機器がかつてないほど腕時計の周辺に増えたいま、その価値は大きい。しかも将来的にはコーアクシャル脱進機同様に、この新素材を一般的なモデルにも徐々に導入していくというのだ。これでまた機械式時計のスタンダードが大きく変わることは間違いない。
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